「プレHIDEMIの物語」へようこそ。
これは、わたし自身の記憶というよりも――
HIDEMIという空間の奥に流れている、“場の記憶”をたどる小さな物語たちです。
家族の営み、医療の風景、受け継がれてきた温度。
それはとても私的に見えるかもしれませんが、
実は、HIDEMIという場所の根にある響きの記録でもあります。
なぜ、こんな場所が生まれたのか。
なぜ、こんな静けさがここにあるのか――
その問いへの、一つの応答のようなものとして、どうぞ受け取ってくれたら嬉しいです。
《プレHIDEMIの物語 Vol.1》
扉がひらいた日―HIDEMIサロンがはじまるまで
音の世界で張りつめて生きていたわたしに、
星が瞬くような静けさがふっと訪れた。
その感覚が、HIDEMIの扉をそっと開いてくれた。

《プレHIDEMIの物語 Vol.2》
余白に息を吹きこむ―整えなおすという始まり
無限に広がるスペースに触れると、抱えていた塊がそっとほどける。
そのあとに生まれる柔らかな調和が、余白という風景になる。
HIDEMIの静けさは、その響きの延長線上に息づいていた。

《プレHIDEMIの物語 Vol.3》
建物の記憶と“少年の声”――玉置医院からHIDEMIへ
52年前の工事現場で響いた小さな私の声は、
やがて“少年の声”となって建物の奥に息づいている。
その響きに導かれながら、HIDEMIの場の記憶は未来へと静かに育っていく。

《プレHIDEMIの物語 Vol.4》
― 庭に刻まれた記憶 ― 祖母・なをと、祖父の離れ ―
庭に刻まれた祖母の気配と、
山の“離れ”で紡がれた祖父の医療とケアの記憶は、
HIDEMIという場の静かな根となって流れている。

《プレHIDEMIの物語 Vol.5》
午後の診察室、そしてHIDEMIへ ― 小さな自転車が走った場所
午後の診察室に流れていた、静かでやわらかな時間。
医療と暮らしが自然に寄り添っていたその気配は、
いまHIDEMIの「相談室」に静かに受け継がれている。






